ゴールデンカムイ第211話感想

こんばんは、うたげです。
ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレを含みますので未読の方・コミックス派の方は気をつけてくださいね。

また、以下は私の所感です。
一ファン個人の想像・妄想・曲解を多分に含んでいますので、そういうものとしてお読み頂ければ幸いです。

 

第211話 怒りのシライシ

いよいよ鶴見中尉が大泊へ到着する日がやって来ました。杉元は眠れなかったのか朝焼けの時間に建物の外に佇み、ただただ虚空を見つめます。そこへ酔っ払いの白石が朝帰りしてきます。
鶴見中尉にアシリパさんを引き渡すんだろ、と白石は杉元に絡みます。杉元は、アシリパさんを戦わせたくない一心で、自分のしようとしていることを正当化しようとしますが…。
梅ちゃんはどうなるんだ、恋人でも嫁でも娘でもないのにアシリパさんを正しい道へ導くつもりか、と白石は杉元の痛いところを突きます。杉元が見ていないだけで、樺太の旅でアシリパさんは大きく成長しました。キロランケがまさしく命がけで見せたものはアシリパさんに覚悟を決めさせました。アシリパさんがアイヌを背負いたいのならそれをどうこうする理由はない、と白石は杉元に詰め寄ります。彼女を自立した相棒として信じろと、酔っ払って吐いて倒れこみながらも杉元を諭します。

日が昇り、いよいよ水雷艇が大泊へ到着しました。鶴見中尉はアシリパさんの目を見て、在りし日のウイルクや死体になって再会したときのウイルクを思い出しながら、父親と同じ目だ、とこぼします。
飲み過ぎた白石が吐いてそちらに鶴見中尉たちが気を取られている隙に。アシリパさんが矢筒から矢を5本抜き出しました。私のことは私が決める、そう杉元に言いながら弓を引くアシリパさん。何かを了承し頷く杉元。
アシリパさんは上空に向け矢を放ちました。空に舞った矢が重力に従い地に落ちてくる。その落下地点を見極めようと、第七師団の兵士たちが真上を見上げているとき、杉元は、毒矢だと叫びます。その場の皆が毒矢を避けるのに必死になった隙をつき、杉元とアシリパさんは走り出します。

実は、アシリパさんが放ったのは毒矢ではありませんでした。矢じりに毒がついていないことを杉元はすぐに見抜き、逃げる気のアシリパさんへ組したのでした。
樺太で離れていたとはいえ、共に北海道を旅した二人のコンビネーションは相変わらずです。言わずとも通じる杉元だと再認識し、不敵に笑うアシリパさんは、杉元にこう言います――相棒なら一緒に何かをしようという前向きな言葉を聞きたい、と。それに応じる杉元は、二人で金塊を見つけようと晴れ晴れとした笑顔で答えます。

 

アイヌの矢

今週号は、野性の杉元が戻ってきた~!!と爽快感あふれる回でした。
久々に杉元とアシリパさんの気持ちが通じている描写、気持ちがいいですね。
しかも矢をフックにした展開で、二人が最初に出会ったときのことを思い出します。矢=アシリパさんの象徴なのですよね。それでヒグマとも戦うし、杉元が鶴見中尉の元から逃げる手助けもするし。アシリパさんがアイヌとして生きること戦うことを表していると思います。

杉元とアシリパさんの関係がどうなるのか先週までかなり不安でしたが、仲を取り持ったのは白石でした。本当によかった…。
白石が、お金の話を持ち出したのは、自分が出会った当初お金のために手を組んだように、杉元にも金塊争奪戦に参戦した当初の目的や初めの頃の気持ちを思い出してほしいからでしょうね。
白石は、以前に述べた通り、すでにキャラクター一個人の中の葛藤を乗り越え成長をしていますし、杉元とアシリパさん、どちらも近くで見てきた彼だからこそ間に入って繋ぎ直せたのですよねぇ…。
人と人とが繋がるところは数多く見ますが、誰かと誰かを結び付けられる人は貴重ですよね。そういう点でもやはり白石は誰かのために行動できる人間になったのだろうと思います。谷垣も、チカパシとエノノカをきちんと結んであげたし。こちらはそもそもチカパシが先に谷垣とインカラマッを結び付けたのですよね。

結び付けるといえば、相手に鎖をかけ強固な楔で自分の傍に打ち付ける、鶴見中尉って人もいるんですけど……こちらは自分と相手のことなので白石谷垣チカパシとは別、ですね!

 

三つ巴の始まり?

杉元とアシリパさんが二人だけで戦うことを選びました。つまり、鶴見中尉と対立することを選んだのです。
ということは、杉元・アシリパさん、鶴見中尉率いる第七師団、土方さん、この三つ巴の戦いの始まりになるのか…!?という新しい展開が待ち構えていそうです。

また、鶴見中尉がこのままみすみす二人を逃がすのか?という不安も。鶴見中尉との合流がいやにすんなりいった印象がありませんか。鯉登少尉のキェェェも、月島軍曹の報告もなし。杉元がピリピリするであろう場面も、谷垣が緊張する描写も特になし。アシリパさんとの邂逅に重きを置いていると言えばそうですが…
有古のときもそうでしたし、あっさり場面が進んでいるときには、実はこのとき…とあとから種明かしされるパターンが考えられるので、まだ油断できないなーと思います。
鶴見中尉はウイルクに思うところありそうでしたね。ウイルクたちと出会ったことで結果的に家族を失った、とも言えるので、やはり妻子が絡むからか?と思いますが、金塊の真相絡みの可能性もあります。鶴見中尉しか知らない事実がまだあるはずです。ウイルクがアイヌを殺した濡れ衣を着せられましたが、では誰が何のために殺したのか?遺品回収をした鶴見中尉は現場で何を得たのか?など…。

あとはそもそも大泊で別行動になっても無事北海道へ帰れるのか?という心配がありますが…
ここでおそらく尾形の再登場では??と思うんですよね。
先週、鯉登少尉に揺さぶりをかけていたことがわかりましたし、鶴見中尉に敵対する者として、今度は杉元・アシリパさんへ味方する流れで出てくるのかも。あんなことがあったあとでまた以前のように手を組むなんてできないかもですが…。

杉元とアシリパさんが再び相棒として共に走り出して、今後の展開がまたまったく読めなくなってきましたね!

 

 

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