ゴールデンカムイ第298話感想
こんにちは、うたげです。
ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。
第298話 ウイルクの娘
鶴見中尉に見つかったアシリパさんは逃げるべく走り出すが、瀕死の兵士に足を掴まれ転んでしまう。
そこへ現れる馬に乗った杉元。アシリパさんを乗せ、白石とも合流し、馬で五稜郭北口へ走る。
一方橋の上での永倉vs鯉登少尉は永倉が押し気味であったが、欄干の上の袋がずり落ち、その中にアシリパさんが権利書を携え入っていると思い込んだ鯉登少尉はそれを追いかけ橋から飛び降り、剣士どうしの対決は決着がつかぬうちに終わりを迎えた。
北口ではソフィアたちが戦っていた。脱出を促すがここに残り戦うことを選んだソフィア。杉元たちが去るときに、アシリパさんへソフィアはこう伝える。
あなたはウイルクの娘だけど未来はあなたが選んで。
やがて近付いてきた鶴見中尉に気付き銃口を向けるソフィアだが、長谷川さんの顔がちらつき引き金を引けない。そして撃つ前に鶴見中尉に撃たれてしまい、ソフィアは倒れた。
杉元たちも兵士に発砲され馬が倒れる。
橋の上から堀へ投げ出されそうになったアシリパさんを助けたのは谷垣だった。
ソフィアの伝えたかったこと
先週、「都丹が死んでいるのをアシリパさんが見つけたのはこの戦いがすべてアシリパさんを中心に起こっていることだと改めて思い知らせるため」と感想を書きましたが。
ソフィアはアシリパさんの心にまだあったであろう迷いを振り払ってくれたように思います。
アシリパさんはウイルクの娘だから金塊争奪戦の中心にいて、みんなの期待や思惑が彼女に向いている。
けれどこれからを生きるのはアシリパさん自身だから、この先どうするかは、「ウイルクの娘」ではなく「アシリパ」が決めてほしい。
ゲリラ部隊を率いていたソフィアはアシリパさんのことを複雑な気持ちで見ていたと思うんですよ。
単に、好きだった人の娘という恋愛感情面だけでなくて
自分や部下の命を懸けている理由にもなっている。
キロランケも彼女のために命を懸けた。
ウイルクと部下、そしてキロランケ。
愛する人々が彼女の周囲で次々と死んでいっているんですよねぇ。
だからアシリパさんに対して「こうしてほしい」という気持ちはあったはず。
なのに彼女はそういう出来事を越えて、アシリパさんの選択を応援することにした。
器の大きい人だなぁと思わざるを得ないです。
長谷川さんの妻子を思う償いの気持ちも多少あるかもしれませんが。
アシリパさんはまたつらいものを目にしてしまったけれど、
ソフィアの最期の言葉のように自分で未来を選択してほしいですね。
そして遅れてやって来た谷垣!
フチのところにアシリパさんを無事送り届けて
自分も妻子のところにちゃんと帰らないとね!!
その他のゴールデンカムイ関連の記事はこちら。