ゴールデンカムイ第273話感想

こんにちは、うたげです。

ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。

第273話 鶴見劇場

頭巾ちゃんことヴァシリは消防組の誰かに尾形が扮していると気付き監視を続けていた。マイケル・オストログが起こした札幌麦酒工場の火災はほぼ鎮火し、消防組は解散の流れにあったが、帰り道につく他の消防員と違う方向へ一目散に走っていく者が一人だけいた。尾形だったが、ヴァシリは撃てなかった。引き金を引こうとした瞬間、尾形が撃った消防員や自分が撃たれたときのことがヴァシリの頭をよぎった。尾形は無事民家の中へ逃げ込み、茨戸での土方さんの真似をして人の家の中を土足で突っ切り、板塀の下の隙間から這い出た。そこにはキラウシと門倉がいた。

宣伝車に乗り込み鶴見中尉から逃げることに成功したアシリパさんは、今回の札幌で有古力松(イポプテ)と海賊房太郎の二人を失ったことに苛まれていた。そこへ運転席から伸びる杉元の腕。力強くアシリパさんを抱きしめるその腕にアシリパさんは縋り付く。
そこへ馬で走る牛山を前方に見つけた白石。土方側の仲間との合流に、アシリパさんは罪悪感を振り切って精一杯叫ぶ。刺青の暗号の偽物を見分ける方法が分かった、と。

有古は菊田によって阿部醫院へ運び込まれた。まだ死んではいなかった有古は奇跡的に息を吹き返した。おそらくマキリが致命傷を防いでくれたのだろう。有古は命の恩人である菊田に、傷が癒えたらアシリパ方につくので中央にはつかない、と告げる。その言葉を菊田は今は治癒に専念しろとかわすのだった。

鶴見中尉のほうは刺青人皮を広げた教会の一室で、鯉登少尉から現状報告を受けていた。一時普通に鶴見中尉と会話できていた鯉登少尉だったが、ここではまた早口の薩摩弁に戻っていた。鶴見中尉はアシリパ一行を追うのをやめる判断を下した。理由はもうアシリパさんが必要ないから。暗号解読の鍵を鶴見中尉も手に入れたのだ。
鯉登少尉が教会の外に出ると二階堂と他の兵士の会話が聞こえた。二階堂は麦酒工場で麦酒の海につかったため、麦酒工場では気付かなかったがここではすぐにわかるほどビールのにおいがついていた。当然、同じく麦酒の海に入った鯉登少尉と月島軍曹もそのにおいがするはず。鶴見中尉は机の下に隠れアシリパさんとの会話を盗み聞きしていた二人の存在に気付いていただろう。
鶴見中尉の口から聞けた言葉は、月島軍曹が「飛びつきたいほど」ほしかったものだった。ではあのとき鶴見中尉が話したことは嘘だったのか?そうとは限らない。露西亜の脅威はその通りである。だから国防と国家繁栄が目的だということを信じてもいいのだが――鶴見中尉を見遣る鯉登少尉は何を思うのか。

 

すべては舞台の上でのこと

教会の一室で繰り広げられた鶴見劇場は、扉を閉めることで幕が下りた。すべては鶴見劇場の舞台上でのこと。それが虚構なのか真実なのかは鶴見中尉にしかわからない…。
この扉が閉まるのを幕が下りるのに見せる視覚的な演出、たまらなくいいですね!!

やはり鶴見中尉は月島軍曹たちが聞いているのに気付いていたんだと思うと、今回語られたことも本当なのかどうか一気にあやしくなってくる…。月島軍曹が求めていた答えを目の前に用意してあげちゃったあたり非常にあやしいですよね。悪魔はほしいものをぶら下げてくるから…。特に、最初は妻子への個人的な恨みもある(自分には感情的な弱い一面もある)と見せるのも、鶴見劇場の演出っぽく思えてきて…。悪魔は言い過ぎだけどもたらし込みのやり口としては百点満点でしょう。フィーナとオリガへの思いはあれは鶴見中尉の本音なような気がしてますけどね。本音すら建て前をうまく生かすための口実にしちゃうという鶴見中尉の手腕。

有古が生きていてよかったです!実在するという有古イポプテのマキリに付け足された文様、読み込みの足りない私はピンときてないのですが、今回の出来事に関わるものですかね?あとで既刊をみっちり読み返さねば!

 

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