ゴールデンカムイ第252話感想

こんにちは、うたげです。

ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。

第252話 貯酒室

札幌麦酒工場の中、樽が整然と積まれた貯酒室にて。
二階堂は双子の片割れを奪った因縁の相手、杉元についに再会する。
さらに鯉登少尉も登場し、二階堂が発砲するより前に杉元を切りつけるが……切れたのは杉元ではなくビールの入った樽だった。
二階堂の発砲も杉元に当たらず樽に当たる。しかし気付けば杉元と二階堂の間には、杉元をかばうようにアシリパさんが立っていた。アシリパさんに当たってはいけないと二階堂を止める月島軍曹
二階堂が攻撃できないとなれば杉元は鯉登少尉との戦闘に集中する――そのところを高く積まれた樽の上から菊田が狙っていた。銃の照準を杉元へ合わせる菊田。
そのとき牛山が自慢の怪力で積まれた樽を押した!次々とぶつかりあう大量の樽。菊田はバランスを崩し樽から落ち、樽からはその中身が出てくる。
中身は当然すべてビール
取っ組み合っていた杉元と鯉登少尉、二階堂と彼を羽交い絞めにして抑止していた月島軍曹は頭からビールをかぶり、大量に飲み込んでしまう。さらにはビールの川ができ、白石のいる貯酒室の外へ押し流されてしまった。
度の低いお酒でも一気に大量に摂取すれば泥酔する。酔っ払った四人はまともに戦える状態ではなく、みな仲良く札幌麦酒工場の床へ倒れ込むのだった。

さて、ビールを大量に浴びせられた貯酒室にいたはずのアシリパさんは、牛山の押した列の樽が崩れビールが降り注ぐ直前に、別の列の樽に上っておりビールを浴びることはなかった。
ビールに流された杉元を探しているうちに、これまたビールの滝を回避できた菊田に捕まって建物の外へ連れ出されてしまう。
菊田はアシリパさんを抱えたまま鶴見中尉のところへ行くつもりだったのだろうが、さすがのアシリパさん。トリカブトの毒を塗った矢を菊田の鼻の穴へ突っ込んで脅し、菊田から離れた。
しかしながら建物から離れたその場所は、狙撃の機会を虎視眈々と狙っている尾形からは丸見えで……。

菊田はアシリパさんを確保すべく彼女が飛びつくであろう話を切り出す。
菊田は鶴見中尉と一緒に、のっぺら坊が殺したとされる七人のアイヌの殺害現場を調べていたのだ。
鶴見中尉の元へ行き話を聞けば、父親に何が起きたか知ることができる。それは金塊の在り処よりも知りたいことだろう?
菊田にそう持ち掛けられたアシリパさんは、否定も肯定もすぐにはしなかった。

その様子を、銃をアシリパさんたちのほうへ向けながら伺っていた尾形。門倉との鬼ごっこは逃げられたのか、どこからか現れた宇佐美も菊田とアシリパさんに気付き、アシリパさんが逃げ出せる可能性はとても低い。
このままではアシリパさんが鶴見中尉の手に渡ってしまう――
そう独り言を呟いた尾形の斜め後ろに、軍服を着た男の影がある。見覚えのある軍服は尾形の腹違いの弟、勇作さんのもの。
勇作さんの気配に気づいた尾形は驚きおののき咄嗟に身を引いた。
次の瞬間、尾形の銃に当たる銃撃。つい先ほど勇作さんの影に気付くまで、尾形の顔があったであろう箇所を、ヴァシリの狙撃がかすったのだった。

 

緩急ついた展開

菊田と宇佐美に挟まれてアシリパさんは鶴見中尉のところへ連れていかれてしまいそう…?菊田は手荒な真似をしなさそうだけど宇佐美は手足を折るくらいしそうだものなぁ、それにそもそも大の大人、それもゴリゴリの軍人二人を相手に逃げられるのはかなり厳しいのでは…。牛山はどこにいるんだろう…。

網走監獄で杉元と引き裂かれたときはかなりドラマチックに別れていたのに、今回はわりとアッサリと、菊田に文字通り「ヒョイ」と抱き上げられて引き離される…というのは対比がきいていて面白いし、何より物事が進行するときは静かに気付かないうちに…というリアルさもあって、野田先生の演出の上手さにシビれる憧れる。
まぁこのまま鶴見中尉のところへ連行というのも考えづらいのだけど。牛山が登場かな?ビール飲んでても大丈夫そうだし…。宇佐美がいるということは門倉やキラウシも近くにいるかもしれないね。でも本命は尾形が銃撃で割り込む、かな!

演出のメリハリでいえば、杉元vs二階堂。
杉元という、二階堂にとっては自分の命と引き替えにしてでも殺したいほど恨みのある男との対決を、泥酔にさせることで決着させない……というのはかわいいね!
かっこよく戦って勝敗つけるのもいいけれど、期待をさせておいてからの拍子抜けしちゃうようなオチ、というのはゴールデンカムイならではという感じがしてとてもよい。
真面目に戦闘するのは土方さんの役目だものね。杉元のほうはこのくらいコミカルなほうがメリハリあってよいよね。

勇作さんは兄様を助けたいんだろうか…。
樺太で尾形が高熱に弱り切ってたところも、悪夢を見たといえばそう受け取れるし、死にかけのところを現世に引き留めに来たといえばそうも見えるような…?
今回は明らかに勇作さんが尾形に危機を知らせに来たよね。
まぁ意図はさておき、尾形が死に直面するときに勇作さんは現れる。
自分を殺した兄を、地獄へ連れていきたいのか、それとも現世に留まらせたいのか…。
私ではその意図はまだわからないけれど、後者だとしたら。疎ましくて排除してもなお亡霊になって自分を悩ませる存在が、自分を守ってくれている、自分が生きることを肯定してくれているのだとしたら…。尾形にはそんな弟を殺したことを後悔してほしいなぁ。
勇作さんが尾形の道理を否定してしまったのが殺される遠因なんだけども、そもそも初めから尾形は勇作さんの存在を拒んでいたからね。父や鶴見中尉の興味を奪った者として認識していただろうし。
尾形には人を受け入れることを知ってほしいものだ。お父さんや鶴見中尉の関心ばかりほしがっていたけれど、少し視野を広げればあんなに懐いていた弟がいたのにね。

さて狙いに狙った一撃が外れたヴァシリはどうするのかな。尾形に存在がバレてしまった。まさか樺太で仕留めたはずの人間が北海道まで追って来たとはすぐに思い至らないでしょうが…スナイパーの変な勘で気付きそう。

そういえば網走監獄も札幌麦酒工場も、時間は夜だし、場所は広い敷地に大きな建物がたくさん、第七師団の面々vs土方・杉元連合、と似ている点が多いね。
物語の山場、箱根駅伝でいえば往路ゴールにあたる(と私が思っている)網走監獄。ということは札幌麦酒工場はやはり復路ゴール……ここで物語が終わるのでしょうねぇ……。

 

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