ゴールデンカムイ第230話感想

こんにちは、うたげです。

ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレを含みますので未読の方・コミックス派の方は気をつけてくださいね。
また、以下は私の所感です。一ファン個人の想像・妄想・曲解を多分に含んでいますので、そういうものとしてお読み頂ければ幸いです。

 

第230話 家永カノ

家永が首元に注射したことで体の自由を奪われた月島軍曹。家永によれば二時間は動けないそう。その間に逃げてほしい、インカラマッはこれから完璧になるのだから見逃すなと、自分自身から出ている血だまりの上に横たわりながら家永は谷垣に語りかけます…。
家永を置いて逃げ出そうとする谷垣とインカラマッの前に、当然ながら鯉登少尉が立ち塞がります。しかし構えた銃を下ろし、鯉登少尉は谷垣とインカラマッを見逃しました。怪我の療養中によく占いをして時間を共にしたので情が芽生えたのではとインカラマッは推測しますが、谷垣にとってはその程度で鯉登少尉が許すとは思えませんでした。今までの鯉登少尉なら。

病院からインカラマッを連れ出すことはできましたが、馬の揺れのせいで様子がおかしいインカラマッ。街はずれの廃屋で休むことにします。アイヌの文様の額当てで額からの出血を抑える谷垣。これでいいかと思いきや足からも出血しており…。その出血の跡を追って月島軍曹に居場所を突き止められてしまいます。

なんとか月島軍曹の襲撃をいなし山へ馬を進める谷垣。山ならば谷垣のほうが有利なので山中を逃げればどうにかなると考えていましたが……山へ入る寸でのところでインカラマッが破水。仕方なく馬を出血させ放ち、月島軍曹をまこうとします。馬を失った谷垣はインカラマッを抱え膝まで雪に埋まりながら走ります。全部うまくいくから、とインカラマッを励ましながら向かった先は、フチのところ。孫を連れて帰るという約束を果たせないうちに帰ってくることになり「ごめん」という言葉と共に帰宅することになったのでした。

 

谷垣が額当てを締めるとき

谷垣がアイヌの額当てをつけるところ……すごく見覚えがあります。レタラによって負傷したおかげでフチのコタンに滞在していた谷垣を尾形と二階堂が襲って来たときにもありましたね。あのときは杉元をかばって彼はここに来ていないと嘘の証言をしていました。そのときも今回も、軍人としてはあるまじきことですが、谷垣自身が守りたいもののために決断をしていると思います。その決意が見える形になって表れているのが、アイヌの額当てを締めるという行為なのでしょう。
インカラマッと我が子を守りたい。だから鶴見中尉の命令に背くし月島軍曹とも戦う。谷垣、やっぱり情に厚いいい男ですねぇ。

インカラマッと親しくなったせいか谷垣とインカラマッを見逃してくれた鯉登少尉。谷垣の言う通り、これまでの鯉登少尉なら、鶴見中尉は絶対でありそれに従わない者は即刻処分!…となりそうなものですが…。何話か前にあった、病室でのインカラマッを中心とした場面は今のこの状況を暗示していたのですかね。鯉登少尉はインカラマッの占いをはじめ彼女自身に魅力を見出していたけれど月島軍曹は懐柔されない、みたいな…。

しかし鯉登少尉が二人を逃がしてしまったので、今後の月島軍曹や鶴見中尉との関係性も気になります。いつも突っ走ってしまう激情型の鯉登少尉を補佐する月島軍曹、という関係は何があっても続いていましたが、さすがに「個人的な感情で上官の命に背く鯉登少尉」は月島軍曹でも助けないし助けられないと思うのですよね。それどころか普通に考えれば月島軍曹が鯉登少尉を命令違反として始末してもおかしくない…。月島軍曹と鯉登少尉はどうなってしまうのでしょう…。

さて、鯉登少尉はどうして二人を見逃してくれたのでしょうね。インカラマッの言う通り親しかったからというのもあると思いますが、月島軍曹に聞かされた鯉登少年誘拐事件の真相も絡んでいるといいなぁと思います。少しずつ鶴見中尉のやり方に疑問を持ち始めている鯉登少尉……なんていい展開じゃあないですか。そしてそうなると間違いなく敵対するであろう月島軍曹。
月島軍曹が谷垣を追うのは、鶴見中尉の命令というのもありますが、個人的な感情も少し混じっているような気がします。以前、鯉登少尉が鶴見中尉にたらし込まれた話をした際に、鯉登少尉に向かって「いいじゃないですか」と言っていたと思います。つまりまだ未来のある鯉登少尉がうらやましいのだと思います。月島軍曹はいごちゃんを失い、それまでに父親も失っており故郷での居場所もなくし、もはや鶴見中尉に付き従う他ないような状況です。それに対し鯉登少尉は父親が存命しており、本人も将校ですので順当に進めば軍の上へ登るでしょう。谷垣に至っては軍以外のマタギという道を取り戻した挙句に愛する女性との子どもまで授かりました。月島軍曹だけが、鶴見中尉以外に道がないのです。
だから他に生きる意味を見出した谷垣を単独でも薬を打たれても執拗に追うし、もし鯉登少尉が鶴見中尉の命に背いたとあらば、冷徹な仮面をかぶってその実腹の底は生き方を変えられる者に対する嫉妬と羨望ではらわたが煮えくり返りそうになりながら、鯉登少尉を始末しようとすると思うのです。

谷垣が危険を承知で取った行動が、鯉登少尉を変え、月島軍曹の腹の底にあるものを引っ張り出してくれそうな予感にワクワクします。あとは稲妻とお銀の子らしい子どもがフチの隣にいましたね!あの子が稲妻お銀の子なのか、どんな子なのか、そちらも楽しみです。

物語が進むのは楽しみなようでいて不安もあります。色々なところで色々な人が敵対しまくっているしレギュラーメンバーでもバンバン死ぬので、今週登場した中で誰かが死なないか本当に本当に不安…。
谷垣がやたら「大丈夫」「うまくいく」と言うしインカラマッもそれに全てを託すかのように優しく微笑むので、インカラマッにフラグが立っているような気がしてならないのですよね…。インカラマッも谷垣も二人の子も、どうかみんな無事でいてほしいです。
お願いだから月島軍曹はフチのコタンにたどり着かないで……鯉登少尉は今のうちに逃げておいてほしい…。
家永は……さすがに希望が持てないかな……本当に惜しいですが……。

 

 

 

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