「学び舎の乃木希典」の記録

こんばんは、うたげです。
語呂が良くて好きな言葉は「頑張る一辺倒」です。

 

「学び舎の乃木希典」展

現在、学習院大学史料館で開かれている平成30年度秋季特別展「学び舎の乃木希典」をご存知でしょうか。

開催場所が場所ですし(大学構内)、規模も小ぶりで内容もかなりピンポイントのため、在校生かお知らせハガキを受け取った卒業生が知っているくらいでしょうか。
かくいう私は所用で近くに行った際にチラシを見かけ、大好きな漫画「ゴールデンカムイ」の影響で帝国陸軍関連には興味があるので、足を運んだわけです。

 

展示会に行くには

展示会は学習院大学で開かれています。名前を耳にしたことのある人も多いと思います。付属の幼稚園や中高には皇室関連の方が通われていることでも有名ですね。
ロケーション自体はJR山手線の目白駅からすぐです。駅を出て右手の一番近い門が便利ですが、今回お目当ての大学史料館には正門のほうが近いです。正門は明治41(1908)年竣工の風情あるつくりなので見学がてら通りました。

史料館は正門を通り抜けて正面にあります。手前に北別館があり、その向こうが展示室のある北2号館です。北別館も明治42(1909)年竣工の歴史を感じる建物。著名な建築家、久留正道設計の国登録有形文化財だそうです。北別館を写真に収めたり池の鯉を眺めたりしながら展示室へ。(北別館は事務室のようなので立ち入りはできないor自由ではないと思います。)

明治期の建物ということで、「ゴールデンカムイ」作中の建物に似た雰囲気なような気がします。これは否が応でもテンションが上がりますね…

 

展示の中で印象に残ったこと

展示内容については、すごく満足でした。無料でいいのかと思うくらい。解説がすごく丁寧で、じっくり見て回ったら一時間かかりました。小さなギャラリーくらいのサイズの一部屋だけの展示なのですが、内容はとても濃いです。
軍人、特に殉死の人のイメージでしたが、かなり熱心な教育者でもあったようです。全寮制が敷かれた際には学生と一緒に寝起きをしていたみたいですね。それも会議室の一室に家具を少し入れただけの質素な部屋で。国の将来を支える若者たちと過ごす時間は自分も青春を謳歌しているようでたいそう輝いていただろうなと思います。

具体的な展示品の感想としては、天皇から下賜された品は見るからに高級そうでした。もちろん菊の御紋が入っているのですがそれがなくても絶対に高いと思えるような代物ばかり。
一番印象に残ったのは夏季遊泳で撮影された写真です。ふんどし姿の乃木希典が頭の手ぬぐいを直しながら歯を見せて笑っているもの。こんな楽しそうに笑う大将だったのかと少し身近に感じました。
あとは、今と変わらないなと思ったのが、ポストカード!英国王戴冠式に親王が名代として参列する、その随行員として乃木希典と東郷平八郎も渡欧したのですが、その記念の絵葉書が発行されています。親王・王妃のポストカードはもちろん、東郷提督(Admiral TOGO)と乃木大将(General NOGI)の二人のものまで。記念のこういうものが明治から作られていたんですね。それも有名人の顔写真入りで。


展示室ではアンケートに答えるとポストカードがもらえます。写っているのは実際の展示品。右下の軍靴、とても長い…私の太もも上部までありそうでした…

 

展示室以外にもゆかりのものが

展示室で見られるもの以外にも乃木希典関連のものが構内にたくさんあります。

まず、展示室の入り口横には、大きな骨格標本が!こちらは実際に学習院大学構内で飼われていた馬、「乃木号」の骨格標本。ガラスケースの中にいるのですが間近で見られるので大きさに圧倒されます…撮影不可なので写真はないです。

北別館以外にも歴史を感じる建物がいくつかあります。緑も多いので見終わったあとの散歩が気持ちよかったです。

 

ちょっと気を付けたいこと

比較的オープンな大学ですが、明らかに部外者とわかる場合は門の守衛さんに声をかけられるかもしれません。ベビーカーを押した人が「どこに行かれますか」と聞かれていました。その人は「レストランまで」と答えていました。構内にレストランがあり、そこは大学関係者以外でも利用可能なようですが、さすがに赤子連れは明らかに関係者ではないですもんね、そりゃ声はかけますよね…。
また、展示室の入り口では、記名を求められます。名前だけなので渋らず書きましょう。
場所柄、やんごとない方々がいる可能性のある場所なので、不審者を極力入れたくないのだと思います。けれど学びの場としてオープンでなければいけない場所でもあるので、守衛さんや展示室入り口でこういった対策がされているんでしょうね。

 

頑張る一辺倒の始まり

明治時代の学習院での教育は、乃木希典を雷様に例えた風刺画があったくらいに、なかなかに厳格なものだったように思いました。学生は軍に入るべしとの考えから、剣道と柔道を必須科目にしたり。軍隊での訓練を取り入れたんですね。

明治天皇崩御の後に殉死ともとれる自刃をした人の展示だったので、まさしく明治期に思いを馳せた格好です。そのあとで構内で運動部の練習に励む学生さんを見て、平和な時代でよかったなぁ…と思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です