私の入院の場合
入院したことがあるので、健康第一な今に書いてみます。
何日くらいいるのかは人(病状)によりますが、私は三週間でした。長かった…
以下は私の体験談です。
実際には病院や病状によって入院中にできることできないことは大きく違いますので、ご参考程度に。
入院するとき持参するもの
このトピックについて知りたい人が多いでしょうから、一番初めに書いておきますね。
入院になったら何を持っていけばいいのか?私も検索しまくりましたよ…。
最低限いるもの(MUST)
- スマホ充電器
必須!!もはやスマホは手放せないので持ち歩き用充電器を常に携行しているといいかも。 - 眼鏡
コンタクト派の人もセーフティネットとして持ち歩きをオススメします。 - 下着×三日分
三日分は最低限度。なので枚数があるに越したことはない。
院内コインランドリーが使えるのか・家族が洗濯物をどれくらいの頻度で引き取りに来られるのかによる。 - 洗面道具セット
シャンプーリンスボディーソープと洗顔料、歯ブラシセット。
化粧する場面がないので洗顔料はなくていいかも。 - 保湿クリーム
顔と全身に塗れるものがあると便利。乾燥が気になると寝付けなかったりしたので…。 - 使い捨てマスク×入院日数分
感染症流行時期だと必須ですが病院ではもらえないでしょう。箱ごと持ち込んでください。 - ティッシュ一箱
やっぱり手元にすぐにほしいです。できたらウェットティッシュもあると便利。
心が死なないためにほしいもの(WANT)
- Wi-Fi環境
後述しますが今は設備のある病院も多いと思います。
設備がない場合はモバイル持込可か確認してからレンタルなど申し込みを。 - 書籍や携帯ゲーム機などエンタメ機器
Switchは一家に一台のお宅も多いと思うので持ち込んでいいかは家族会議してください。
※Switch充電は普通のUSBtypeCではできません。純正の、急速充電対応のものを使用してください。 - 有線イヤホン
テレビ見ない人は不要かもですが…無線タイプだとベッド下に落としたり失くしたりする心配があるかな…。 - ふりかけ
病院食って白米の量が多いわりにおかずが薄味だったり少なかったりするんです…。
本当は看護師さんに確認してからがいいですが渋られると思ったので私はコッソリ持ち込みました(たぶんバレてたでしょうけど)。
(番外編)持参しなくてよかったもの
- パジャマ、タオルなどのリネン類
一日いくらのリネンレンタル申込が絶対にオススメ!!
毎日衣類を気兼ねなく取り替えられるのと、洗濯を気にしてためらうのとでは入院生活の質が違います!
着終わったものを洗濯しなくていいというのも身軽でよかったです。 - 爪切りなど手入れ用品
まず刃物の持ち込みはたぶんダメです。看護師さんはいい顔をしないでしょう…頼めばナースステーションで貸してもらえる可能性が高いかなと。私は借りました。
あんまり物を持ち込んでも管理が大変(何より置く場所が非常に限られている)になるので、長期にならない場合は自分の手入れは二の次三の次にしていったほうが楽じゃないかなと思います。
病院内の売店で買えるものもあると思うので、
徐々にそろえていけばいいや、くらいの気持ちでもいいかなと思います。
急な入院!?まず何をすべき?
私の人生初入院は、病院を受診したらその場ですぐ入院するよう言い渡されるところから始まりました。
手術のための入院などなら事前に準備できますが、緊急入院ではそうもいきません。
なのでこのパートは急遽入院になった人向け。
入院当日、心の準備ができていないとモノの準備なんてできるわけもなく、私は半日ベッドの上でぼんやりしてから色々動き出しました。
入院したらまずやるべきこと(ToDoリスト)
- 家族など頼れる人への連絡と荷物の持参依頼
兎にも角にもまずこれですよね。あとは勤め先への連絡でしょうか。 - 限度額適用認定証の申請
急な入院だと日数未定の場合もあるので、できれば申請しておいたほうが無難です。
書類届け先を病院にしていいかは看護師さんへ確認。 - 入院パンフレットの熟読
よーーーく読んで、設備やサービスの把握をしましょう!
わからないところは看護師さんに確認!
逆に入院したらやってはいけないこと
- 自分の病気についてネット検索すること
誤解のないよう言っておくと、例えば科学的な知見を専門家がまとめた書籍であれば、知識がないよりもあるほうがいいに決まっているので、そういうものを読んで一般的な知識を得ておくのはいいと思います。
でも、ネットで検索して、他人の体験談などを読むのはおススメしません!
孤独な環境も相まって、間違いなく心が蝕まれます。または、期待しすぎて落差に落ち込みます。
他人は他人ですし、何より入院していればすぐ近くに頼れる専門家がいます!
見ず知らずの他人よりも、あなた自身を見てくれている医師や看護師を頼りましょう。 - ナースコールをためらうこと
忙しいかも…とか、これしきで…とか遠慮はいりません。
それで我慢してストレスを増大させていては治るものも治らないです。
どうしても気を遣ってしまう人は、看護師さんの人数の多い日中にするとよいです。
夜間帯は人数が少なく大変そうでしたので。
急な入院、つらいですよね…。
上記はやってしまった人間からのアドバイスです…
入院中はネガティブになりそうな情報は遮断しましょう!
ここがつらいよ入院生活
ここからは本当に一人の患者の感想になります。
生活環境が変わるってかなりのことなので、つらいことはたくさんありました…。
寝付けない
私はもともと寝付きが良いほうではないので、まずは睡眠がとにかく問題でした。
環境が変わったというストレスと、大部屋の扉にある窓から入ってくる廊下の明かりや巡回の看護師さんの明かり、他の患者さんのいびきなどでとにかく寝付けないし、連続して3時間以上眠れない。
夜になるとなぜか目が冴えてしまい、ほとんど眠れないまま起床の時間を迎え、朝ご飯後にウトウト…昼食になり午後もまたウトウト…結果、また夜に眠れなくなる…こんな悪循環にはまっていました。
ただ、入院開始から1週間~10日ほど経ったときにスパーンと改善されました。
おそらくほぼ寝たきりだったので体力が著しく落ちたのと、環境に慣れてきたのでしょうね。
監視されている気分になる
起床就寝三食の時間が決められており、点滴など様子を見るため看護師さんが日に何度かベッドを訪れ、トイレなどで廊下に出ても看護師さんがいる。
常に誰かの目がある状態で、監視されているような気分がしており、それもストレスに感じていました。
これも慣れてくれば別に私のことなど気に留めていないなと思えるようになりますし、一日のタイムスケジュールが把握できてくるとベッドで一人ゆっくりできる時間で心の平穏を保てるんですが…最初の頃は気が休まる時間があまりなかったです。
常に受け身で看護師や医師のスケジュール優先でチェックなどがおこなわれているのもそれなりにストレスだったんでしょうね。
点滴
点滴も色々ありますが、刺入部から薬を入れる場合、血管が詰まりやすいなどの副作用がある場合も。
詰まってしまったら刺し直すのですが、刺せる場所には条件があって…私は血管が細いので刺せるポイントが少なく、看護師さんが小一時間格闘してようやく刺し直し、というのをほぼ毎日やっていました。
まぁ痛いですよね。何ヶ所かトライしてみるので退院する頃には腕に点滴跡がびっしりでしたよ。
あと点滴はあの機械を連れて行動しなければいけないので、トイレもけっこう大変です。
お風呂は看護師さんに頼んで点滴を一時的に外してもらい刺入部をビニールで保護してもらって入るか、ホットタオルで体を拭くかのみ。
着替えも上衣の場合は看護師さんの介助が必要です。
今まで何の苦も無くできていた着替え・トイレ・風呂が不自由になるというのはなかなか心に負担でした。
ご飯
心が死なないためにほしいもの(WANT)でも触れましたが、病院食は白米の量が多いんです。
おかずは基本的に「薄味・柔らかい・油控えめ」。
普段の倍の量の白米を食べるにはおかずが物足りないんですよ…。
見るからにカロリー控えめで、しっかり食べないと変に痩せてさらに体力が落ちそうだったので、ふりかけでどうにか完食していました。
また昼食と夕食は何が出てくるか楽しみでしたが、朝食はだいたい何が出るか決まっていたので、特に楽しみもなく…ついでにただの食パンだったのでそんなにおいしくもなく…。
もし入院先を選べるならご飯の満足度が高いところがいいですね、絶対に。
食材の組み合わせや味付けなど勉強になったメニューもありました!
コロナ禍での入院
私が入院したときはコロナ禍の真っただ中だったんですよね。
平時はできることもできなくなっていることが多かったです。
そんな状況下で患者に大きな影響がある点は以下の二つ。
(もちろん病院や病状によって違うのであくまで私の体験談としてご参考までに)
患者の軟禁状態
一度入院してしまうと、患者は病室のあるフロア以外は立ち入り禁止。もちろん売店にも行けませんでした。
気分転換に庭に出るのもできず、また用もないのにフロアをうろつくのも気が引け、来る日も来る日もベッドの上。息が詰まりそうでした…。
また荷物の受け渡しを除いて面会は禁止。お見舞いはダメですし、荷物の受け渡しも事務の方が荷物を取り次いでくれるだけで来てくれた人に会うことはできませんでした。
あと院内コインランドリー使用禁止だったので家族には3日に1度の頻度で洗濯物を取りに来てもらっていました。けっこうな負担だったと思います…。
ちなみに、大部屋内は常にベッドごとの仕切りのカーテンが閉じられており、患者同士で会話する空気でもなく、無言の空間でした。別に話してもいいんですけども…マスクしないといけないという面倒さも相まってほとんど会話しませんでした。
こんな感じだったので「軟禁」と表現したくなるというものです。
私は一人静かに過ごすのがそう苦痛ではないのでのんびりできていいや、くらいでしたが、さすがに人恋しくなってたまに家族と電話するのがものすごく楽しみでした。
Wi-Fi設備の充実
一方でコロナ禍によるメリットといえば遠隔で色々なことが可能になること。
私が入院した病院では、面会禁止を受けてお見舞いはリモートが推奨されていました。
そのためテレビ通話をするためのWi-Fi設備が整い、病室でもWi-Fiが使用できるようになっていました。
その恩恵のありがたみといったら。電子書籍を買って時間をつぶし、見ようと思っていた動画を一気見し、退院したら行きたい場所について検索しまくり…。
これらができなかったらどうなっていたのかは怖くて考えたくありません。
そうそう、当たり前ですがテレビ通話は談話室のみ可(大部屋は他の患者さんもいるので禁止)でした。談話室ではもちろん他の患者さんも通話していますので、通話は従来の耳に当てる音声通話か、ハンズフリーやテレビ通話を使う際はイヤホン必須となっていました。
コロナ禍のメリットデメリットが色濃く出ていました。
終わりに
病院のお世話にならないに越したことはないですが、生きていればどうしてもお世話にならなくてはなりません。
そんなときに焦らないよう、備忘録として残しておきたくて書きました。
誰かのお役に立てれば幸いです。
何よりも、日頃の健康管理には気を付けましょう!!