ゴールデンカムイ第263話感想
こんにちは、うたげです。
ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。
第263話 海賊房太郎こと大沢房太郎
三方に分かれて逃走する第七師団のうち、馬に乗った三名を追う土方歳三。追いつき、兵士が抱えていた大きな荷物を奪い取るが、他の兵士の発砲が運悪くその袋に当たってしまう。
袋の中にいるアシリパさんが負傷したのではとさすがの土方歳三も血相を変えるが、銃撃の穴からは大麦がこぼれ出ていた。
杉元の読み通り、鶴見中尉は足の速い馬にはあえてアシリパさんを乗せていなかったのだ。
ポンプ車に乗り込んだ杉元は菊田特務曹長に銃を振り下ろす。菊田の持つ銃(ナガン)を払い落とし、御者席に座る鶴見中尉からの銃撃もかわし、第七師団二人相手に渡り合っていた。
杉元がポンプ車に乗りこめたのは海賊のおかげと言っても過言ではなかった。銃撃を上半身に浴びせられた海賊は白石の問いかけに息も絶え絶え答える。「俺のことを忘れるな」「海賊房太郎こと大沢房太郎のおかげだ」と最期の言葉を残しつつ、白石に手持ちの刺青人皮を全て渡す。そして本当に最期に、白石の耳元で、アイヌが最初に金塊を集めた場所を伝え、海賊房太郎こと大沢房太郎は事切れた――。
ポンプ車の杉元は一人で鶴見中尉・菊田特務曹長相手に奮闘を続けていた。菊田に馬乗りになり、猛スピードで回転する車輪に押しやろうとしたとき、杉元は初めて菊田の顔を間近で正面からしっかりとらえた。
そこで杉元から出た言葉は「菊田さん?」。それを聞いた菊田も、杉元のことを「ノラ坊」と呼んだ。二人は知り合いだったのだ。
予期せぬ再会も束の間、鶴見中尉の振り返っての銃撃をかろうじてかわした杉元だったが、菊田によって蹴り飛ばされポンプ車から落とされてしまった。走って追いかけるが果たして追いつけるのか?
三方に分かれた第七師団のうち残りの最後の組は、鯉登少尉・月島軍曹・二階堂だった。鶴見中尉との合流地点に向かうところを、鯉登少尉の馬が銃撃を受け倒れる。
そして月島軍曹の馬に、屋根から飛び乗ってきた人物がいた。見覚えのある体躯に特徴的なウェーブのかかった長い黒髪、この人物は――。
菊田さんとノラ坊
杉元と菊田が顔見知り!?しかも杉元をノラ坊と呼んでいて、かなり仲が良かったような感触がある…。
このことは今後にどう響いてくるんだろう…二人ともお互いに気付かなかった頃のように本気で戦えるのかしら?
海賊は、白石に夢を託して逝ってしまいましたね。子どもたちに語り継がれて、忘れられたくないという、夢と言うにはあまりにいじらし過ぎる願望を…。
さすがに白石は忘れないと思うな。早速名前を間違えてるけど。杉元も、アシリパさんもある意味では忘れないのではないかな。望んだとおりの形ではないにせよ海賊はこの三人の記憶にしっかりと刻まれたと思うし、きっともし将来子孫ができたら必ずこの金塊争奪戦のことを話して、海賊という恩人のことも話すことでしょう。
2021年初の投稿は年をまたいだ金カム感想になってしまいました…
更新遅めなブログですが今年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします!
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