ゴールデンカムイ第262話感想

こんにちは、うたげです。

ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。

第262話 札幌麦酒宣伝車追跡劇

札幌麦酒の宣伝車に乗り、薄野地区消防組に扮しポンプ車に乗って工場からの脱出をはかる鶴見中尉ら第七師団――彼らがさらったアシリパさん――を追う。
宣伝車に乗るのは杉元・白石・海賊の三人。運転は海賊が受け持つが、道から逸れて走るなど様子がおかしい。出血がひどいのだ。

杉元たちが追って来たことに気付いた第七師団は発砲で応戦する。民家を突き破り弾丸を避けながらどうにかポンプ車との距離を詰める宣伝車。
しかし第七師団は、ポンプ車と馬との三部隊に分かれた。いずれもアシリパさんが入っていてもおかしくない大きさの荷物を抱えており、どれに的を絞るべきか。海賊は、足の速い馬に乗せて逃がすに決まっていると主張するが、杉元は、鶴見中尉は杉元たちがそう思うだろうと読む男だと言う。馬に乗った土方さんが馬のほうを追って行ったのもあり、宣伝車の三人は足の遅いはずのポンプ車を追うことにした。

ポンプ車はスピードこそ馬に劣るが、車体後部に搭載されているポンプがうまく盾になっており、御者を守っていた。後ろからの銃撃は意味がないため宣伝車を横につける必要がある。
そして横につけると――鶴見中尉が銃をかまえて御者席から乗り出していた。鶴見中尉の放った弾は海賊の腹に当たった。運転手を撃たれコントロールを一時失った宣伝車は、代わりに白石がハンドルを握りどうにか態勢を立て直す前に建物にぶつかり速度を落とす。よろめきながらもポンプ車の後方にまた宣伝車をつけるが――今度は菊田特務曹長が両手に銃をかまえポンプの上から海賊に代わりハンドルを握る白石に向けて発砲した。
しかし実際に弾を受けたのは海賊だった。寸でのところでその大きな手が白石を宣伝車の壁に叩き付け、弾丸の軌道上から外したのだ。菊田の二丁構えの銃撃をまともに浴びてしまう海賊。

今度こそ操縦者を失い、電柱にぶつかり動かなくなってしまった宣伝車。
このままポンプ車に乗った鶴見中尉が逃げ切るかと思ったところへ……ポンプ車にしがみついていた杉元が姿を現した。

 

狙撃

海賊が白石をかばう形でけっこうな負傷をしましたね…。
どうして自らの命や夢よりも、白石を助けるほう、それはつまりおそらくアシリパさんを取り戻すほうを優先したのかな?

手掛かりになりそうなのは259話かな。海賊は、アシリパさんに金塊を諦めて杉元と故郷で幸せになれ、と言ったけれども、アシリパさんはでは故郷を守るにはどうしたらいい、と返します。質問形式だけれど意味するところは宣言ですよね。金塊を手に入れて故郷を守るのだ、という。
海賊は疱瘡で家族を失った経験から、死んでも死にきれないほどの多くの家族に囲まれて過ごすのが夢。その状態を「王国」と呼び、王様になるのが夢だと豪語していました。
故郷を守りたい少女と、故郷と呼べる場所を作りたい男。故郷を守りたいというアシリパさんの思いを聞いて、疱瘡というやむを得ない理由で家族という故郷を失くしてしまった海賊は、同じ目に遭わせたくないという気持ちを抱いたのかな。

海賊の役割は、アシリパさんの気持ちを引き出すものだったんじゃないかなと思う。アシリパさんが杉元に恋心めいたものを抱いているのに気付いているのは、尾形もいるけれど、それをアシリパさんに直接言ったのは海賊だけ。金塊を手に入れてどうするのかと直接聞いた人間も実はあまりいない。今までアシリパさんが将来像を語った場面はアシリパさんから自発的に口にすることのほうが多かったように記憶している。
なので海賊はアシリパさんの精神的な導き手というかガイド役というか……そんな役割だったんじゃないかなぁと私の中で着地しようとしている状態。次回あたりで海賊の最期の言葉がありそうでそのときにまた色々わかるかもしれないけどね。

今回のような逃走劇はアニメで見たらとても楽しいだろうなぁ…。第四期にあたるあたりかしら?楽しみに待ってます!!!

 

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