ゴールデンカムイ第245話感想
こんにちは、うたげです。
ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレ含むうえに一ファン個人の想像・妄想・曲解だらけなので苦手な方は気を付けてください。
小難しい考察はしない・できないので、気楽に読んでくれたら嬉しい。
第245話 再会の街
飼い犬を探す少年のがっかりした顔が見たい上エ地が、少年の首を絞めているところへ牛山登場。
咄嗟の嘘で牛山から逃れようとするも、髪を引っ掴まれて振り回される始末。顔面から地面へ激突し、歯は折れ鼻と口から血が出る上エ地。牛山はさらに攻撃を続けようとするも、上エ地の髪の毛が切れて一瞬の隙ができた。そのときに上エ地は、金塊のありかに関わるいいものを見せるから勘弁してくれ、と口走る。
しかし牛山は応じず上エ地の足首を掴んで民家の壁へ軽々と投げつけた。民家の中を走り抜ける上エ地と、民家の壁ごと突き進む牛山。上エ地が逃れられるはずもなかった。追いかけっこをする牛山を見つけた土方歳三も引き付け、上エ地と牛山はレストランへと突っ込む。そこではライスカレーに舌鼓を打つ杉元一行がいた――。
牛山とアシリパさんが再会を喜ぶのも束の間、牛山へ追いついた土方歳三が杉元めがけて発砲する。間一髪それを防いだ杉元が銃剣で応戦し、レストランの中で二人は本格的な殺し合いを始める。お互いが刃物と飛び道具を持ち、どちらかが命を落とすまで決着はつきそうにない。
そこへ割って入ったのが牛山。杉元を抱え込んで、二人ともやめろと制した。しかし杉元は野生の動物のように唸り、そして背後から抱え込んでいる牛山の巨体を背負って投げた。頭から床へ投げられた牛山は、しかしさほどダメージはない様子ですぐに起き上がり、今度は杉元を投げ返した。杉元と牛山、杉元一行と土方一派、ここで戦うしか道はないのだろうか?
牛山の安心感
ゴールデンカムイの食事シーンが好きなので今週は嬉しいシーンがあった。本当に少し、2コマとかそのくらいだけど、少ないコマ数でもときめけるのはオタクの得意技だからね。
頭巾ちゃんことヴァシリの口元の傷跡は普通に出てたね。意図的にハッキリ描かずにおいて、尾形との再戦の際に見せつけるというシーンを予想してたけど、カレー食べてたね。たしかに痛ましさはすごいからいきなり見たらギョッとしちゃうだろうな。
海賊はお食事時に髪を束ねてるのかわいい……。牛山が突入してきてもカレー食べてるのもかわいいね。
牛山はさすがの安定感。上エ地にはもちろん負けないし、杉元に投げられてもビクともしてなさそうだし。上エ地をとっちめるのにも詰めが甘いところも含めて愛すべきキャラクターよね。自分の欲望のままの素直な行動原理と、自分なりの美学とのバランスが良いと思う。上エ地を攻撃した理由はわからないけど、子どもの首を絞めてたからであってほしいし、女の人についつられちゃう女好きなところとか、民家を破壊するけど戸はきちんと閉める意外と丁寧なところとか、再会したらアシリパさんへいの一番に声をかける紳士なところとか……。好きなところを挙げるとキリがない。牛山がいてくれるという安心感。
でももしかしたらそれも杉元との戦いでなくなってしまうのかも?と思うとそれは残念だなぁ。そうは言っても不敗の牛山であってほしい。杉元を投げ飛ばして、頭冷やせとか言って、杉元を正してやってほしいんだよな。作中でほぼ唯一と言っていいくらいの揺るがない牛山の文字通り山のような安定感。そのどっしりさでグラグラ揺れ動いてる繊細な若者を導いてほしさはある。杉元は土方さんに対する怒りで我を忘れかけていそうだし。
負けるのと死ぬのとはまた別だし、不敗の牛山と不死身の杉元、両立すると思うんだよな。だから杉元は牛山には勝たなくていい、勝たないでほしいというのが正直なところ。
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