ゴールデンカムイ第216話感想

こんばんは、うたげです。
ゴールデンカムイ最新話の感想です。
ネタバレを含みますので未読の方・コミックス派の方は気をつけてくださいね。

また、以下は私の所感です。
一ファン個人の想像・妄想・曲解を多分に含んでいますので、そういうものとしてお読み頂ければ幸いです。

 

第216話 謎の白い熊

流氷上でホッキョクグマ?に出くわした杉元たち。ヴァシリが撃とうとしますが、真っ白な熊はとても珍しい。毛皮を売ればまとまったお金になります。できるだけ高く売りたいので毛皮に傷はつけたくなく、ヴァシリの射撃を止めます。
しかし傷をできるだけつけずにシロクマを倒すにはどうすればいいのやら。脳か心臓を狙うしかなく、できるだけ毛皮の価値を高く仕留めるとなるともう開けた口に撃ち込むしかない。杉元が海に落ちたシロクマが流氷に上がってくるのを待ち受けていると。
上がってきたシロクマが流氷に上がろうと体重をかけると、杉元の乗った小さな流氷は勢いよく傾きました。その勢いのまま投げ飛ばされる杉元。シロクマの後ろに着地します。振り向いたところにはシロクマのお尻が。そのとき杉元の脳裏には、親分と姉畑先生が獲物を熊の尻穴に突っ込んだ場面が思い出されていたのでした。
杉元の奮闘むなしく仕留められたシロクマは小さな流氷ごと流されてしまいますが、通りかかったアイヌの船に乗せてもらい、いよいよ北海道へ帰還を果たします。

一方、水雷艇には簀巻きにされた鯉登少尉が寝せられていました。情けないと呟く鯉登少尉に対し、父親は辺りに人がいないのを確認してから、生きていればよい、と息子に伝えるのでした。

 

軍人の鑑

鯉登少尉!生きてた!!!

あれだけずっぷり刺されていたのに生きているとは、杉元と同じくらい生命力が強いのでは?と思わされますね。何にせよよかった、生きていて…。鯉登パパの様子も涙ぐましいですね。軍人なら我が子を進んで戦場に送るというモットーの人なので、我が子が生きていて嬉しいという気持ちを外には出せない。だから表情は変えずに、言葉だけを、息子だけに届くように零す。軍人の鑑であり父性愛に溢れた人物じゃあないですか。

大泊で鶴見中尉と再会する前夜に、鯉登少尉は鶴見中尉の過去の行いに疑問を抱く場面もありましたが、鶴見中尉の打った「音之進くん誘拐事件」でこの親子の仲が深まったのは間違いないのですよね。そして今回も、息子の無事を喜ぶ父親、その気持ちを素直に言葉にしているのも、誘拐事件があったからこそじゃあないでしょうか。思っていることはきちんと言葉にしないと相手に伝わらないという教訓を鯉登パパは誘拐事件で得たのではないかなと。

鯉登少尉が生きていて嬉しいですが、まだ生きているということは第七師団として杉元たちの前にまた立ちはだかってくるのでしょうね。北海道の沿岸部には鶴見中尉が情報網を敷いていそうですし、第七師団の猛攻が始まりそうな気配もありますが、久々の北海道なのでそろそろ土方さんが出てくる予感もしています。

 

 

 

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