不貞腐れている場合ではない

先日、離れた場所に住む母と食事をする機会がありました。
いつもは帰省するときくらいなので父や他の家族もいて二人でゆっくり話すことはできないので、珍しく母娘水入らずで話をしました。

 

母の誇り

私の母は、会社を一族総出で操業させている家で生まれ、私の父のところに嫁入りしました。私の実家も家族経営の会社なので、母にしてみれば家を出てもまた家事と仕事が切り離せない家に入ったことになりますね。

というわけで家族経営をしている家に入ったお嫁さんとなった母。この立場の人がやることといえば、会社のお金のことです。
従業員のお給料、会社の仕入れ、銀行との付き合い…他の従業員には任せられないことを任されるわけです。経理財務のような事務スキルも求められれば、銀行や会計事務所など外の人と接し自分の会社にとって有益な話をまとめるスキルも求められる、非常に難しい仕事だと思います。変動の激しい昨今、昔のように同じことを同じように続けていては会社が存続するわけもなく、これまでと違うやり方にチャレンジし試行錯誤する、というようなこともたくさんしてきたと思います。

また、母は投資などにも非常に明るく、税金や年金の制度に変更があるとすぐさまキャッチし従業員相手にレクチャーしています。これには普段から制度などの勉強を欠かさないようにしているそうです。また、制度の説明をするかには自分が一番理解していなければいけないということで、実際に自分でも運用し、ニュースで株価や経済動向をチェックしコツを掴んできているとか。

セミナーなどにも積極的に参加しているそうです。良いセミナーがあれば従業員にも受講を勧め、社員の意識改革を進めているらしいです。

 

背筋が伸びる

勤めてもらうからには良い会社だと思って楽しく長く勤めてほしい。そう語った母の顔には、迷いや不安は見えませんでした。

先のことは誰にもわかりません。みんな、不安ですし、心配です。
それでも、今できることをしっかりやる。そのためには先を憂えて時間を無駄にしている暇はない。だったらせめて明るく笑っていよう。
母はそんな人です。私は落ち込みやすいし気も小さいし面倒くさがりだし、本当に親子なのかと思うくらい中身が似ても似つかないのですが、母のことはとても尊敬しています。

私は、仕事や生活に疲れ、変にひねくれた態度を取っていました。結局人間は死んでしまうのだし我々は自意識の上でしか生きていないんだ、などと考えていました。
でも、母の仕事への熱意を目の当たりにし、尻を叩かれた気がします。私ももっと仕事に役立つ勉強をして、社会情勢もまめに情報収集し、自分の生きる時間を充実させようと思います。

HSPの特徴なのか、ニュース番組が苦手なのですが、少しずつ見るようにしようかな…。世界のどこかや身近なところですごく努力している人を見ると、自分もああしなきゃと無意識に思ってしまい、でもそんなことできないなと諦めと自責の気持ちが起こるので、ニュース番組などトレンドを追うものは苦手なんです。
でも、そんなことを言っていたら、世間から取り残されてしまいますよね…。他の家族にも言われました。頑張っている人を見て自分もそうしなくちゃと思う必要はない、何かせねばと焦らせようとしているわけじゃない、と。本当にその通りなんですよね。勝手に焦って諦めているだけなんです。それに疲れてニュース番組を見るのをやめてしまいましたが、いい機会なのでまた見始めようと思います。

 

母に会えてよかった

母が何よりもすごいのは、祖父、母にとっては義父の介護を楽しそうにしているところです。嫌になって愚痴を吐いてもおかしくないのに、母の口から出てくるのは祖父の起こした面白おかしい事件の楽しい話ばかり。この誰でも何でも受け入れ楽しめる姿勢、本当に見習いたいです。

仕事後に食事したので少し疲れていたのですが、二人でゆっくり話ができて本当によかったです。食事後に二人で買い物をしたのも楽しかった。仕事の都合で長年かなり離れて暮らしていたので、都内に引っ越して母と近くなり、その恩恵があって嬉しいです。

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